子宮、卵巣、腟といった女性器は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの作用を強く受けている器官です。外界と接している顔の皮膚と同様に、腟壁もターンオーバーを繰り返し、適度なうるおい・弾力と酸性の環境が保たれ、外傷・細菌から腟や子宮を守り、妊娠や出産に備えています。
年齢を重ねるにしたがって、エストロゲン分泌量が低下しエストロゲンによる恩恵が受けられなくなると、弾力やうるおいが失われ、腟内環境に変化が生じてきます。
顔にシミやしわが現れてくるように、腟も老化して「腟萎縮(ちついしゅく)」が起こるのです。
加齢に伴うエストロゲン分泌量の低下によって腟壁のコラーゲンが減ってしまい、腟粘膜が固く、薄く、弾力がなくなり、傷つきやすくなります。この状態を腟萎縮といいます。腟萎縮だけでなく外陰部も萎縮が進んでくると頻尿、尿もれ、性交痛、におい、灼熱感、乾燥、かゆみ、ゆるみなどの症状が強くなります。
腟萎縮・外陰萎縮は誰でも起こりうることであり、35歳ごろからからエストロゲンの分泌は急激に減少します。日本人女性の平均寿命が86歳なので、人生の半分ぐらいはエストロゲンの恩恵を受けない生活をすることになります。
顔のシワやたるみ治療に用いられるフラクショナル炭酸ガスレーザー治療の効果と技術の実績を応用し、腟粘膜の代謝能力を高める腟のアンチエイジング療法がMONALISA TOUCH®(モナリザタッチ) 療法です。
腟粘膜の線維芽細胞が活性化され、新生コラーゲンが生成。「ふっくらとした厚み」や「ひだ」のある潤い豊かな腟に生まれ変わります。その結果、腟萎縮による不快な症状が軽減します。施術は腟レーザー治療(モナリザタッチ®)と外陰部レーザー治療のセットとなっています。
モナリザタッチ®(腟レーザー療法)による海外の臨床報告では、治療を受けた方の「頻尿」「尿もれ」「性交痛」「灼熱感」「乾燥」「かゆみ」「ゆるみ」など、全ての症状において1回の治療でも有効改善結果が報告されました。
ホルモン療法のリスクを心配されて長期的な治療を諦めてしまった方にも安心してお受けいただける治療法です。
複数回治療をすることで、さらに改善の度合いが上がっていきます。まずは一度お試しください。
事前に病気がないかチェックをします。
保険診療です。お電話または、ネットで診察の予約をお取りください。
通常、麻酔は不要(腟)、クリームによる表面麻酔(外陰)を行います。
施術時間は数分です。
ダウンタイムがなく、術後の特別なケアは不要です。
3日間性交渉や公衆浴場での入浴を控えるのみとなります。
治療のリスクはありますか?
治療は外来治療で行います。軽微な下腹部痛や出血、灼熱感など一時的な不快感を認めることがあります。このような症状は1~3日ほどで消失します。
モナリザタッチ治療が受けられない人は?
重度の局部もしくは全身性疾患のある方を除いて、殆どの方が治療を受けることができます。一般的に閉経期の女性であればどなたでも対象になります。
麻酔は使用しますか?
いいえ。通常、麻酔は必要としません。外陰部は麻酔クリームを塗布いたします。
施術時間はどのくらい?また施術後、痛みはありますか?
施術時間は数分で、ほぼ無痛です。
治療後の経過はどうですか?
治療後局所的に軽微な不快感を感じることもありますが、1~3日後には通常の状態に戻ります。 治療後、3日間のみ性交渉が不可となります。
また、リフティングや熱いお湯への入浴、公衆浴場、運動などは避けることをお勧めします。 より早い回復のためには担当医の指示に従ってください。
治療回数と治療の間隔はどのくらいですか?
少ない治療回数ですと、1~3回程度です。その後、年1回のメンテナンス施術を推奨しています。
治療の間隔は、30日~40日(上皮細胞が剥がれ落ちるまでの期間)としています。
1回の治療にかかる費用はいくらですか?
麻酔クリーム3,300円(税込)と施術代33,000円(税込)です。保険適応外になります。
患者様にとってモナリザタッチが最良の治療法であるかをカウンセリングの上検討します。まずはクリニックへご来院ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:30〜13:00 | ★ | ★ | - | ★ | ★ | ★ | ★ | - |
15:00〜18:00 | ★ | ★ | - | - | ★ | - | - | - |
休診 : 水曜日/木曜日(午後)/土曜日(午後)/日曜日(午後)/祝日
アキコ婦人科クリニック 京都桂川
京都の婦人科・産科・美容診療
〒601-8601 京都府京都市南区久世高田町376-1
○ JR京都線桂川駅 連絡デッキより直結
○ 阪急京都線洛西口駅より徒歩5分